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髭黒大将の北の方について話します。

髭黒大将の北の方
 今回は、髭黒大将(ひげくろのたいしょう)の北の方について話します。この絵の、奥の女性が、髭黒大将の北の方で、手前の男性が髭黒大将です。髭黒大将の北の方は、髭黒大将の正妻(北の方)です。ここからは、髭黒大将の北の方を、「北の方」と呼んでいきます。北の方は、物の怪に取り憑かれていて、気を煩っていました。髭黒大将は、新しい妻を迎えました。それが、玉鬘(たまかずら)です。当時は一夫多妻制なので、髭黒大将の行為は、特に問題ないのですが、北の方は、当然、面白くない訳ですね。ある日、髭黒大将は、玉鬘の所に行きたかったのですが、雪が降っていて、北の方を不憫がって、行くのをためらっていました。しかし、北の方は、髭黒大将に、「家においでになっても、お心だけは外へ行っていては私も苦しゅうございます。よそにいらっしってもこちらのことを思いやっていてさえくだされば私の氷(こお)った涙も解けるでしょう」と言って、自ら、髭黒大将に玉鬘の所に行く様に促(うなが)します。北の方は、髭黒大将の装束に、香炉で香をたきしめ、髭黒大将が出掛ける準備を始めました。ところが、髭黒大将が、装束を着て、いざ出掛けようとすると、北の方は、香炉を髭黒大将に投げつけます。香炉は、衣に匂いを付ける物ですが、香炉自体は、もの凄い匂いがする為、髭黒大将は、出掛ける事が出来ません。髭黒大将は、僧を呼び、北の方の加持祈祷をさせ、その日、出掛ける事を諦めました。
 ここからは、私が、この話を読んで、どう思ったかを述べていきます。北の方は、ヤンデレだと思います。北の方の目は、わざと光を入れていません。そう言う風に描きました。北の方は、紫の上(若紫)の異母姉です。ですので、わざと幼く描きました。北の方が髭黒大将に香炉を投げつけた理由は、北の方が何も話さない為に分かりません。理由は、大きく分けて3つ考えられます。1つ目は、北の方の意志ではなく、北の方に取り憑いた物の怪が、北の方にさせたから。2つ目は、北の方は、単純に髭黒大将が憎かったから。3つ目は、北の方は、髭黒大将を愛していて、髭黒大将を玉鬘の所に行かせたくない、ここに居て欲しいと思ったから、とっさに香炉を投げつけたんだと思います。北の方の行動は、明らかに矛盾しています。さっきまで、髭黒大将が出掛ける準備をしていたので。口では、髭黒大将に玉鬘の所に行く様に言っておきながら、本心は、髭黒大将が玉鬘の所に行って欲しくなかったのだと思います。私は、北の方が髭黒大将に香炉を投げつけたのは、この3つ目の理由だと思います。ヤンデレとは、相手が憎いから、相手に危害を加える訳じゃないのですね。相手を愛しているからこそ、そう言う事をする訳ですね。貴方は、北の方が髭黒大将に香炉を投げつけた理由は、この3つの理由の内で、どれだと思いますか。他にも理由があると言う方は、ぜひ、その理由を教えてください。
 最後に、私が髭黒大将の北の方について、どう思うかまとめます。髭黒大将の北の方は、明らかにヤンデレだと思います。平安時代に、すでに、そう言う話があるのが面白いと思います。貴方は、髭黒大将の北の方について、どう思いますか。教えて頂けたら幸いです。ここまで、読んで下さいまして、ありがとうございました。
出典 与謝野晶子 源氏物語

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テーマ : 恋愛小説 - ジャンル : 小説・文学

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